首相「怒るなら党名変えないで」 選挙妨害批判に反論

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街頭演説する自民党総裁の安倍首相=9日午後、高松市
街頭演説する自民党総裁の安倍首相=9日午後、高松市

 安倍晋三首相は9日、立憲民主党の枝野幸男代表の所属政党を言い間違えた自らの発言について、枝野氏から「一種の選挙妨害だ」と批判を受けたことに反論した。香川県坂出市での街頭演説で「毎回(党名が)変わると間違えてしまう。そんなに怒るんだったら、何年も同じ党名で頑張ってもらいたい」と述べた。首相は6、7両日の演説で「民主党の枝野さん」と連発していた。

 旧民主党政権で幹事長などを務めた枝野氏は、平成28年7月の前回参院選当時は旧民進党に所属。29年10月の衆院選を前に立民を設立した。

 「民主党」は、参院選比例代表で国民民主党が中央選挙管理会に届け出た略称となっている。枝野氏は8日に「立憲民主党の略称は『りっけん』だ。誤解されると別の党への投票になる」と不快感を示していた。

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