渋谷のポイ捨て問題の元凶は「インバウンド増加よりむしろ…」 三が日明け、路上を埋め尽くす「地獄のようなごみ」と戦った“戦隊ヒーロー”

[ad_1]

【写真】スミレさんが絶句した「三が日明けの地獄」の光景はこちら

*  *  *

「スミレンジャーZ(以下スミレ)」の正体は、15年間にわたりボランティアをライフワークとする29歳の男性だ。いじめの末の不登校に苦しんだ中学時代、些細なことで誰かに感謝される奉仕活動に生きがいを見いだした。現在は自身が抱える発達障害とうつ病を公表した上で、「ごみ拾いを中心に地域貢献するリアルライフヒーロー」として活動している。

 Xで大きな反響を呼んだのは、今年1月4日の投稿。年末年始で清掃業者やボランティアの手が入らず、路上にごみ溜めが連なった“道”ができあがっている様子を映した動画に、「これはひどい」「心が痛みました」などと4000件以上のコメントが寄せられた。冒頭で紹介した投稿文は、こう続く。

〈8年渋谷でゴミ拾いしてきて部分的に路面を埋め尽くす程のゴミは見てきたが、今日みたいに視界の向こうまで果てしなく続く惨状は初めてみた。今にも爆発しそうな感情を抑え、時間も忘れて、黙々と拾い続けました〉

 SNS上では、渋谷のごみ問題はマナーを守らない外国人観光客のせいだと非難する声も大きい。だがスミレさんは、「ポイ捨てする人に特段外国人が多い印象はない」と話す。

「問題を深刻化させた原因は、インバウンドの増加よりむしろ、コロナ禍で路上飲み文化が根付いたことだと思います。終電後に路上が大宴会場と化し、翌朝ごみ山と成り果てた生け垣の姿を数えきれないほど見ました」

 スミレさんは幼少期に憧れた戦隊ヒーローのコスチュームに身を包んで己を鼓舞し、3日に1度のペースで朝8時から約2時間、渋谷駅周辺のごみを拾っている。

 通りすがりの人々の反応はまちまちだ。7割は「何あの人?」と驚き、2割は「ありがとう」と感謝の言葉をかけてくれる。自動販売機で飲み物を買い、差し入れてくれる人もいるという。だが残りの1割は「ばかじゃないの?」と言わんばかりの侮蔑のまなざしを向けてくる。ある時は、見知らぬ若者に「自己顕示欲を満たしている人がいる」と嘲笑された。目の前でタバコの吸い殻を踏みつけて去っていく人や、スミレさんが持ってきたごみ袋にしれっと自分のごみを捨てていく人もいる。

 それでも、スミレさんは黙々とごみを拾い続ける。

「ヒーローの格好をしている以上、トラブルを起こして信用を失墜させたくないんです。大量のごみを前に怒りが湧くこともありますが、無心になって拾い続けていると、気づけばきれいに片付いているものです」

[ad_2]

Source link