キーウのパトリオットは健在、発射されたイスカンデルを全て撃ち落とす

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ロシアのショイグ国防相は先月29日「ここ数日でキーウのパトリオットシステムを破壊した」と主張したが、ウクライナ軍は1日「発射されたイスカンデルMを全て撃ち落とした」と発表、これが事実ならキーウをカバーするパトリオットシステムは健在だ。

発射されたイスカンデルMを全て撃ち落としても、首都やキーウ周辺が無傷という訳ではない

ロシア軍は5月に極超音速ミサイル、弾道ミサイル、巡航ミサイル、イラン製無人機を593発以上もウクライナに撃ち込み、ショイグ国防相は5月18日に「キーウ周辺に展開していたパトリオットシステムをキンジャールで完全に破壊した」と、さらに29日にも「ここ数日でキーウのパトリオットシステムを破壊した」と主張したが、ウクライナ軍は1日「キーウに向けて発射されたイスカンデルMを全て撃ち落とした」と発表、これが事実ならキーウ上空をカバーするパトリオットシステムは健在だ。

キーウのパトリオットは健在、発射されたイスカンデルを全て撃ち落とす

出典:Photo by Sgt. 1st Class Jason Epperson

ウクライナ軍参謀本部は1日「敵が首都とキーウ周辺の民間及び重要インフラ施設に向けてイスカンデルMを発射した。予備データによれば発射された10発のミサイルは全て空軍によって撃ち落とされた」と発表、発射されたミサイルが本当にイスカンデルMなら、パトリオットシステム以外で迎撃するのは不可能(SAMP/Tはイタリア提供のレーダー部分しか到着していないため運用されていない可能性が高い)なため、ショイグ国防相の主張は否定された格好だが、首都やキーウ周辺が無傷という訳ではない。

現地メディアは「デスニャンスキー地区、ドニプロフスキー地区、ダルニツキー地区で3人が死亡し14人が負傷、警察署、住宅、幼稚園、道路、インフラなどが損傷した」と報じており、PAC-3弾のカバーエリアが狭いためミサイルの残骸が目標近くに落下しているか、イスカンデルM以外の攻撃手段が着弾したのどちらかだろう。

キーウのパトリオットは健在、発射されたイスカンデルを全て撃ち落とす

出典:Lockheed Martin

もし前者なら目標を直撃されるよりマシだが、ウクライナ軍に提供されたパトリオットシステムの数(米国が1基+ドイツ・オランダが1基)が限られているため、狙われやすい目標(キーウ)の前方に展開するのは難しく、こればっかりは仕方がないと言うしかない。

追記:ウクライナ空軍が1日にキーウを襲った攻撃の詳細を発表、10発のイスカンデルMを撃ち落としたのではなく、7発のイスカンデルMと3発のイスカンデルK(巡航ミサイルタイプ)を撃ち落としたらしい。

追記:1日の攻撃で妻を亡くしたウクライナ人男性は「警報が鳴って妻は子供を連れてシェルターに駆け込んだが、誰もシェルターの扉を開けてくれなかった。その瞬間にそれは飛んできたんだ」と述べており、本当に痛ましい。

ロシア軍が5月に撃ち込んだミサイルは562発、4月と比較して5倍以上
反攻作戦に向けた準備と阻止、ウクライナ軍とロシア軍がミサイルで殴り合う

 

※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Eugen Warkentin

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