(CNN) ウクライナ軍東部作戦管区のチェレワチイ報道担当者は3日までに、ロシア軍兵士の死者数は昨年2月の侵略開始以降、約20万8000人に達したと主張した。
侵攻当初に投入された兵員約17万人以上を上回る損失を被っているとした。CNNはこれら数字の真偽を独自には確認出来ていない。
ロシア軍が侵攻で失った兵員の人数は情報源によってばらつきがあり、バイデン政権は先月、昨年12月以降に生じた死傷者は10万人以上と報告。
ロシア大統領府の報道担当者は当時、この数字を否定し、米国が「何らかの正しい数字を示し得る方途は絶対にない」とも反論していた。
ロシアのショイグ国防相は昨年9月、死亡したロシア兵は6000人以下と明かしていた。同国国防省はこれ以降、新たな数字を公表していない。
チェレワチイ氏は東部戦線の現状にも触れ、ロシア軍は1日に激戦地のドネツク州バフムートのウクライナ軍陣地へ少なくとも476回の砲撃を加えたと説明。ウクライナ軍はロシア軍の後方支援網を消耗させるあらゆる手立てを講じており、隣接するルハンスク州での攻撃でも複数の戦車と他の装備品を破壊したと述べた。