叡王戦記念の対談イベント参加した藤井聡太叡王
将棋の藤井聡太叡王(20)=王将、竜王、名人、王位、棋王、棋聖含む7冠=が17日午前、千葉県柏市で行われた第8期叡王戦記念イベントで、自動運転EV量産を目指すチューリングの山本一成代表取締役と対談した。山本氏は将棋の強豪アマで、叡王戦の前身・電王戦ではAIソフトのポナンザを開発し、17年には佐藤天彦名人(当時)に2連勝するなど話題を呼んだ。
【写真】山本一成氏(右)と対談した藤井聡太叡王
現在は柏市内で乗用車の完全自動運転実現に向け、日々開発に努めている山本氏に対し、藤井は自動運転にも興味津々。師匠の杉本昌隆八段の車に同乗した際「運転が下手だったので、それを見て運転免許(取得)はやめておこう」と苦笑交じりに明かし、「なので自動運転の実現を心待ちにしてます」と期待を寄せた。
午後には叡王戦第5局開催予定地の「柏の葉カンファレンスセンター」で行われた「藤井叡王を囲む会」にも参加。350人のファンを前にしたトークショーでは「最近、正座がきつくなりつつある。持ち時間の短い棋戦では対局が終わった後、立てないことが何度もありました」と意外な事実を告白し「トレーニングをしなければと思います」と自らに言い聞かせた。普段の息抜きとしては「まずは寝ること。そしてトレインシミュレーター(電車の仮想運転)もしているのですが、停車位置がずれるとストレスがたまるので、ほどほどにしないと」と話し、ファンを沸かせていた。