東京ディズニーランド、手が汚れにくいピザ容器を導入

写真：Impress Watch

　東京ディズニーランドにおいて、「手が汚れにくいピザ容器」が導入されているのをご存知だろうか？

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　この容器が導入されているのは、東京ディズニーランドのピザ専門店「キャプテンフックス・ギャレー」。4月10日から2024年3月31日までの期間限定で、「東京ディズニーランド40周年」のスペシャルセット（900円）を注文すると特製のピザ容器を受け取ることができる。

　見た目は普通のピザ容器だが、中を開けると容器の内側に薄くフィルムが貼ってあり、端からペリペリと剥がせるようになっている。このフィルムはピザの水分や油分を通さない樹脂製となっていて、ピザを包むように剥がすことで、手を汚さずにピザを食べられるようになる、というわけだ。

　容器にはもうひとつ工夫がある。それが、ボックス自体は再生紙を利用したダンボール製となっていること。食品に直接触れる場合には、衛生上の理由から再生紙を利用しないというのが厚生労働省の方針となっているが、このピザ容器ではフィルムを貼ることで解決している。

　さらにフィルムがあることで、ピザ容器自体もリサイクル可能になる。実際にレストラン店舗内にはリサイクル専用のゴミ箱が置かれており、使い終わった、汚れていない容器を入れられる。

　容器のフィルムを上手く使えば、手が汚れないので必要以上のゴミが出ないし、容器はリサイクルできる。実質出るゴミはフィルムだけとかなり少なくて済むところが画期的だ。

　容器は40周年のスペシャルセット限定ということで、通常の容器と比べても鮮やかなデザインとなっているのも印象的。再生紙は色が茶に近くなるが、この色をあえて利用した色使いやデザインにしているそうだ。フィルムを剥がして、容器をリサイクル用ゴミ箱に入れるまでをひとつの体験として楽しんでほしいという。

　このピザ容器は「キャプテンフックス・ギャレー」のみの展開となっているが、今後は他への波及も考えているそう。リサイクルも大事だし、何より手が汚れにくいというメリットが何より魅力的だ。機会があれば、ぜひ試していただきたい。