プーチン大統領はワグナーの行動を反逆と認定、内戦に発展する可能性も

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プーチン大統領は「ワグナーの行為はロシアに対する裏切りで脅威から祖国を守る行動は厳しいものになる」と述べ、カディロフ首長も「カディロフツィの戦闘員が緊張地帯に向かっている」と明かしており、本当に内戦へ発展する可能性が出てきた。

ワグナーが引き下がらないと本当に内戦へ発展する可能性があり、ウクライナ軍とって反攻作戦を前進させる好機

ロシア軍上層部とワグナーの対立は悪化し続けており、プリゴジン氏は連邦調査委員会に「ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長を反逆、大量虐殺、領土保全の侵害で調査を行い、刑事訴訟をおこなって欲しい」と要請い、24日には「ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長がワグナーの戦闘員を拘束する計画を進めている。どうやら国防省との契約を拒否したワグナーを終わらせることが決まった」と明かし、ワグナーの訓練キャンプがロシア軍のミサイル攻撃を受けたとも主張した。

プーチン大統領はワグナーの行動を反逆と認定、内戦に発展する可能性も

出典:Оркестр Вагнера | Wagner

ワグナーの戦闘員がロシア軍によって殺されたと主張するプリゴジン氏は「仲間を殺した者は罰せられる。誰も抵抗しないで欲しい。もし抵抗すれば脅威と見なして直ちに破壊する。事を終えたら祖国を守るため前線に戻るつもりだ」「我々は2万5,000人で、なぜこの国で混乱が起きているのか解明するつもりだ」と述べて、ロシア南部のロストフ州で軍事行動を開始。

ワグナーはロストフ州のロストフ・ナ・ドヌーに入り南部軍管区司令部の建物を包囲、プリゴジン氏は「ここにいたゲラシモフ参謀総長は部下を置き去りにして逃げた(23日夜までショイグ国防相も南部軍管区司令部にいたらしい)」と述べており、ワグナーが南部軍管区司令部を襲ったのはゲラシモフ参謀総長を拘束するためだった可能性が高い。

プーチン大統領はワグナーの行動を反逆と認定、内戦に発展する可能性も

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

この件についてプーチン大統領は「ロシアに対する裏切り行為で、これに参加したものは避けられない罰を受けることになる」と明言、プーチン大統領の語った内容の要約は以下の通りだ。

私はロシア市民、軍隊、法執行機関、特殊部隊、戦場で敵の攻撃を撃退するため英雄的に行動している兵士や指揮官達に訴える。犯罪的な冒険に勧誘され『武装反乱』という最も重大な犯罪の道に突き進む人々にも語りかけている。

今日のロシアはネオナチとその首謀者たちの侵略を退け、未来のために苦しい戦いを強いられている。事実上、西側の軍事、経済、情報が我々に向けられており、ロシアは国民の生命と安全、国の主権と独立のために戦っている。千年の歴史をもつロシアがロシアであり続ける権利のためにだ。

我が民族の運命が決定される戦いには、あらゆる勢力の団結、統合、隻んが必要で、これを弱体化させるあらゆるもの、外敵が我々を内部から弱体化するため利用できる全ての争いは全て捨て去らねければならない。

我々の団結を引き裂く行為は前線で戦う戦友への裏切りであり、我が国と我が国民に対する背信行為だ。これは1917年の第一次世界大戦でロシアが経験したものと同じで、軍と人民の背後で陰謀、争い、政治的な駆け引きが行われた結果、軍が破壊され、国家は崩壊し、広大な領土の喪失に繋がり、内戦の悲劇に起こった。

ロシア人がロシア人を殺し、兄弟が兄弟を殺し、国を分裂させ引き裂いた政治的冒険家や外敵によって利権が持ち去られてしまった。我々は二度と同じ過ちを繰り返すことは許されない。我々はあらゆる脅威から国民と国家を守る。内部の裏切りも含めてだ。

そして現在直面しているのが正に裏切りであり、行き過ぎた野心と既得権益が反逆につながった。ソレダル、バフムート、ドンバスの町や村を解放した英雄達は、ノヴォロシアやロシア世界の統一のために戦い命を捧げたのだ。彼らの名前と栄光は反乱を組織し、国を無政府状態にしようと企む人々によって裏切られたのだ。

繰り返しになるが、如何なる反乱も我が国にとっては致命的な脅威である。このような脅威から祖国を守る行動は厳しいものになるだろう。故意に裏切りの道を選択した者たち、武装蜂起の準備に加担した者たち、恐喝やテロリズムといった方法を選んだ者たちは避けられない罰を受けることになる。

軍や他の政府機関は必要な命令を受け、モスクワを始めとする多くの地域で追加のテロ対策が導入された。ロストフ・ナ・ドヌーの状況を安定化させるため断固とした努力が行われているが、軍や政府の活動は阻止されており、依然として困難な状況だ。

ロシア大統領として、最高司令官として、ロシア国民として、私は国を守り、法秩序、国民の生命、安全、自由を守るために全力を尽くす。武装蜂起を組織し準備した者たち、戦友に対して武器を向けた者たちはロシアを裏切った。彼らはその責任が問われる。

この犯罪に巻き込まれようとしている人々が、致命的で悲劇的な唯一無二の過ちを犯さないよう、ただ一つの正しい選択、つまり犯罪行為への参加をやめることを強く求める。

チェチェン共和国のカディロフ首長も「カディロフツィの戦闘員が緊張地帯に向かっている」と述べており、ワグナーが引き下がらないと本当に内戦へ発展する可能性がある。

因みにワグナーはヴォロネジに向かっており、既に同州の検問所を通過していることを示す画像を投稿、ロストフ州やヴォロネジ州の物流が混乱するとウクライナ南部への補給が怪しくなるため、ウクライナ軍にとって反攻作戦を前進させる絶好のチャンスになるかもしれない。

SNS上ではヴォロネジをワグナーが抑えたという主張もあるが、まだこれを裏付ける視覚的な証拠は登場していない。

追記:ロイターはロシア当局者の話を引用して「ワグナーがヴォロネジの軍事施設を制圧した」と報じており、プリゴジン氏はプーチン大統領の演説に反応して「自分達こそが愛国者だ」と反論、事実上両者の関係は後戻りできない段階に入った。

ロシア側情報源はヴォロネジで戦闘が始まったと報告しており、すでにワグナーがヴォロネジ州を通過してモスクワに向かっているという報告まである。

露ワグナーが軍事行動、ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の拘束が目的

 

※アイキャッチ画像の出典:Президент России

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