岸田総理に求められる「電力代解散」 大義として「電気代を下げるために原発をすべて稼働」

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福島第一原発の処理水放出設備、6月28日から検査開始

官邸に入る岸田文雄首相=2023年6月22日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社

飯田)溜まる処理水はもはや限界にきています。

電力問題は国家の根本の問題

飯田)そうですね。

谷口)これから暑くなっていきます。もし衆議院を解散するのであれば、大義として「電気代を下げるために原発をすべて稼働する」というような話をしてくれた方がいいなと思います。

飯田)大義として。

谷口)「電力代解散」をするのであれば、私は絶対に自民党に投票します。

飯田)電力代解散。

谷口)これは本当に重大な問題で、ウクライナ危機の話もありますが、それまでにもエネルギー問題はかなり前景化しています。それにプラスして円安もあります。

飯田)円安も。

谷口)原油を買うために国富が流出しているのですが、電力問題は難しいのです。私は個人的に興味があって、いろいろと研究しているけれど、普通はあまり興味を持ちにくいですよね。

飯田)電力問題について。

谷口)特に原子力になるとややこしい話もあります。かつてレーニンは、「共産主義とはソビエト権力プラス全国土の電化である」という言葉を残しています。電力問題は根本的に国家の問題そのものなのです。水や空気、電気は必需財で、なければ死んでしまいますが、今年(2023年)の夏はかなり暑くなりそうです。

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