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事故調査委員会の最終報告を受け、今後の対応などについて説明する村田悠市長=2023年6月28日、裾野市役所、菅尾保撮影
静岡県裾野市の市民文化センター大ホールで昨年9月、舞台上のスプリンクラーが突然作動し、演奏直前の楽団の楽器が水をかぶった問題で、市の事故調査委員会の「事故原因は特定できない」とする最終報告を受けた村田悠市長が28日、会見を開いた。市長は被害が出た楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)側に「和解金」を支払う方向で協議に入りたい意向を明らかにした。
村田市長は「楽団は大きな損害を受けており、ご心労をおかけしている。責任者として心苦しい」などと述べ、事態の改善に向けた方策として和解金を提示したい考えを示した。
これまで「公金を支出するには設置や管理に瑕疵(かし)があったと認められなければ補償することはできない」としていたが、専門家による事故調査委員会で原因が特定できなかったことで責任論を離れ、和解金という形で「楽団の皆様と向き合っていくことにした」と説明した。
額については「裁判所の視点を入れた上で判断していく必要がある」などとして民事調停の申し立ても検討するという。市の意向は同日、楽団側にも伝えられた。近く正式な形で申し入れをするという。(菅尾保)
朝日新聞社
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