小中高生向けコンクールで広がる「生成AI禁止」見抜くのは困難?

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「Chat GPTなどの生成AIは使用しないでください」と書かれた神戸親和大の作文コンクールの実施要項

【図表】あのコンクールは使用禁止? 分かれる生成AI対応

 昨年度は小中学生から約2万5千点の応募があった博報堂教育財団主催の「読書推せん文コンクール」(9月15日締め切り)。生成AIの利用が急速に広がっていることから、今回の応募要項に「自分以外の人やAIが作成したり考えたりした文章での応募はできません」との一文を追加した。

 神戸親和大(神戸市)が高校生向けに毎年開いている作文コンクール(8月末締め切り)でも、実施要項に「生成AIは使用しないでください。使用が判明した場合は、審査の対象外とします」と明記した。

 1976年から続く慶応大主催の「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」(8月24日締め切り)。募集要項に今回初めて「AIにより生成された文章は応募できません」と加えた。

■確実に見抜く方法は「ない」

 主催者は、AIを使ったかをどう見抜くのか。博報堂教育財団も神戸親和大も確実に見抜く方策は用意できていないといい、同大の担当者は「今後対策を検討していかなければ」。慶応義塾広報室は、使用の有無をどうチェックするかは「審査に関わることのため回答しかねる」とした。

 文科省は生成AIの使い方について学校向け指針を作成中で、素案段階では各種コンクールに関して「生成AIによる生成物を自己の成果物として応募・提出するのは不正行為」と言及。子どもが不適切な使い方をしないよう十分指導することを学校に求める方針だ。(高浜行人、高嶋将之)

朝日新聞社

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