【令和の未来 政策を問う】安全保障 「地上イージス」失態に恐々の自民、日米安保理念揃わない野党

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【令和の未来 政策を問う】安全保障 「地上イージス」失態に恐々の自民、日米安保理念揃わない野党

 「言い訳は無用!」。6月11日、東京・永田町の自民党本部9階で開かれた国防部会で、元法相、金田勝年の怒声が響いた。矛先は陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の適地調査で失態を演じた防衛省。配備候補地である秋田選出の金田は「きちんと反省しないとダメだ」とまくし立て、顔を上気させたまま席を立った。

 自民は参院選の公約で「外交・安全保障」を第一の柱に据え、「弾道ミサイル対処能力を進化させる」とうたった。イージス・アショアはそのための装備だが、配備に向けた防衛省の調査結果に誤りがあったことから地元自治体や野党が反発し逆風の要因となっている。自民のベテラン議員は「防衛省の失態を自民の責任とみられるのは困る。自民もけしからんと思っていることを国民に示す必要がある」と語る。

 選挙戦初日の7日4日、自民は屈指の人気を誇る厚生労働部会長、小泉進次郎を秋田県に送り込んだ。平成28年の前回参院選で改選数1の東北6選挙区は1勝5敗と惨敗したが、唯一勝ったのが秋田だった。ただ、今回はイージス・アショアの問題もあり「厳しい情勢」(党関係者)だ。

 逆に野党はイージス・アショアを攻勢の糸口としている。共産党は公約で「北朝鮮からハワイ、グアムなどに向かう弾道ミサイルを監視・迎撃する『米国防衛』のためのもの」と批判し配備撤回を要求。社民党も「配備反対」を掲げた。

 立憲民主党や国民民主党は公約で触れていないが、いずれも計画の見直しを求める立場だ。国民幹部は最近の党情勢分析についてこうほくそ笑む。

 「秋田はイージス・アショアのおかげで逆転しちゃった」

 

 笑顔を絶やさない沖縄県知事、玉城デニーが表情を曇らせた。6月28日に開かれた記者会見で、参院選沖縄選挙区(改選数1)に無所属で出馬した野党統一候補といすを並べたときのことだ。

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