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4日(火)午前6時の雨の予想
九州南部は引き続き4日(火)午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。九州ではこれまでの大雨により、土砂災害や洪水の危険度が高くなっている所がある。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水に警戒が必要だ。
3日(月)午後4時30分現在の土壌雨量指数(土の中の水分量)
前線が華中から九州を通り、日本の南にのびている。前線に向かって太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発となっている。降り始めの6月29日~3日(月)午後3時までの降水量は、大分県日田市椿ヶ鼻で700ミリ近くに達するなど、記録的な大雨となっている所があり、九州南部で猛烈な雨が降っている所がある。九州ではこれまでの大雨により、土砂災害の危険度や洪水の危険度が高くなっている所がある。
4日(月)午前9時の予想天気図
前線は今後、九州北部をゆっくり南下し、4日(火)は九州南部に停滞して活動が活発な状態が続く見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、九州南部では4日(火)にかけて大気の状態が非常に不安定となりそうだ。また、本州付近の上空およそ6000メートルには、-9℃以下の強い寒気が流れ込んでおり、西日本から東日本では4日(火)にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込み。
厳重な警戒を
4日(火)午後6時までの24時間予想降水量
九州南部では4日(火)午前中にかけて、局地的に雷を伴った猛烈な雨が降り、大雨となる所がある見込み。線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがある。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、低い土地の浸水に警戒が必要だ。なお、九州北部では、4日(火)は大雨は小康状態となるものの、5日(水)は前線が再び北上して大雨となる見込み。
予想される24時間雨量(多い所)
5日(水)朝の3時間予想降水量
<4日(火)夕方まで>
九州南部 300ミリ
九州北部 80ミリ
<5日(水)夕方まで>
九州北部 100~200ミリ
九州南部 100~150ミリ
積乱雲が近づくサイン
また、西日本から東日本は、大気の状態が不安定となっているため、4日(火)にかけて局地的に雷雲が発達する見込み。落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。降ひょうも予想されるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要となる。
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