岩屋毅防衛相は16日の記者会見で、米国が検討する中東ホルムズ海峡などの安全確保のための有志連合に関し「この段階で自衛隊が参画することを考えているわけではない」と述べ、情勢を注視する姿勢を強調した。日本への派遣要請の有無については明言を避けた。
岩屋氏は、6月に日本関連船舶がホルムズ海峡付近で攻撃を受けて以降、同様の事案が発生していないことなどから「目下のところ小康状態ではないか」との認識を示した。有志連合への対応について「具体的に何か検討しているわけではない」とした上で「対話を通じて緊張が減じていくよう、外交努力をしていくことが大事だ」と語った。