木村昴
人気アニメ「ドラえもん」のジャイアン役で知られる声優の木村昴(33)が7日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・54)に出演し、母親が電車内で大激怒した出来事を振り返った。
【写真】34年ぶりに復活する「風雲!たけし城」で攻撃隊長として再登板する谷隼人(右)と新たに就任した木村昴
自身の母親について「めっちゃ怒りますよ。めっちゃ怖かったですよ。ジャイアンのお母さんを想像していただけたら」としつつも「一番の味方でいてくれるお母さんでした」と振り返った。
ただ、その「味方」ぶりはあふれる愛ゆえに豪快だったという。そのエピソードとして、木村と妹と母親の3人で電車に乗っていた出来事が明かされた。
座席に3人で座っていると、「結構混みあってきて、その時に僕の前に立っていたおじちゃんが心ない言葉を掛けてくるわけですよ」と、前に立っていた男性から理不尽な言葉を吐かれた。
それは「外国人のチビがなに偉そうに座ってんだよ」。この言葉にうつむくことしかできなかった木村。だが、母親は立ち上がってその男性の胸ぐらをつかんで「謝りなさいよ!謝りなさいって」とブチギレた。
木村は「母はそれが許せなかったみたいで激昂した。結局、電車が止まって扉が開いた時に、そのおじちゃんを引きずり降ろして」と、男性が謝るまで一歩も引かなかったという。「当時はめちゃくちゃ怖かった。母ちゃんがホームでめちゃくちゃケンカしてた」と振り返った。
母親からは電車の扉が閉まる寸前に「昴、あと3駅だから。あと3駅行ったら降りるのよ」と伝えられ、最後まで妥協しない姿を見せられた。木村は「正直、子供の自分には、なかなか理解し難くて。なんでそこまで母ちゃんが怒ったかって理解できてなかった。でも、そこまでして心ないことを言う人のことを許さなかった母ちゃんは頼もしかった」と思い返した。