【飲料水基準の1590倍】なぜ?噴出蒸気から“ヒ素”検出…専門家「100mL程飲むと中毒になるくらい高濃度」 北海道蘭越町

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FNNプライムオンライン

この敷地で採取した水から、飲料水の基準の1590倍のヒ素が検出されたことが分かり、近隣住民からは、「子どもたちが水遊びするので心配」「情報がなかなか流れてこないので、状況を見ていくしか仕方ない」との声が聞かれた。

【画像】国が定める基準をはるかに超える濃度 専門家を取材

蒸気の噴出から1週間 ヒ素検出に事業者は

6月29日、地熱発電の調査で掘削作業をしていたところ突然、蒸気が噴き上がった。

蒸気が噴き出し始めてから1週間。掘削工事を行う三井石油開発は7月6日、現場敷地内で採取した水から、1Lあたり15.9mgのヒ素を検出したと発表した。

これは国が定める飲料水基準(1Lあたり0.01mg)の1590倍、農業用水基準(1Lあたり0.05mg)318倍に相当する。

この数値について、長年薬物などの鑑定を行ってきた専門家は次のように話す。

法科学研究センター 雨宮正欣所長:
この水を1L飲むと、15.9mgの濃度(のヒ素)が体の中に入ってくる。中毒量はだいたい5mgから数十mg、致死量だと100mgから200mg。これを100mL程度飲むと、中毒が起きるくらいの高濃度ということになります。

なぜ今回、これだけの高濃度のヒ素が検出されたのか。

法科学研究センター 雨宮正欣所長:
噴き上げている水自体、水脈がたまたまヒ素が大量に含まれている鉱脈に当たった。ヒ素はだいたい、鉄と一緒になって鉱物の中に含まれてるんです。

三井石油開発は「ただちに人体に影響が出るものではございませんが(中略)、水滴が皮膚に直接付着した可能性がある場合には、よく洗い流していただきますようお願いいたします」とコメントしている。

蘭越町は事業者に対し強く抗議を行い、早急に対策を講じるよう要請した。

(「イット!」7月7日放送)

イット!

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