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第2局で初手を指す佐々木大地七段(左)。右は藤井聡太王位=13日午前、神戸市北区有馬町、中の坊瑞苑(撮影・風斗雅博)
13日朝に始まった「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦」7番勝負の第2局。神戸市北区、有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」の対局場で、将棋の藤井聡太王位(20)=竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖=と挑戦者の佐々木大地七段(28)が工夫をこらした手を繰り出し合い、熱戦が幕を開けた。
【動画】将棋王位戦第2局
両対局者は6月から棋聖戦5番勝負を含んで計4局を指しており、いずれも先手番が勝っている。本局では先手番の佐々木が得意とする相掛かりの戦型に持ち込み、ゆったりとした序盤戦となっている。
副立会人の村山慈明八段(39)は「相掛かりで藤井王位が3四歩(10手目)と角道を開ける手は珍しく、佐々木七段は意表を突かれたかもしれない」と指摘。「佐々木七段の1六歩(27手目)にも工夫があり、今後も双方の研究を尽くした一手に注目したい。前例の少ない局面となっており、2人にとって、考える楽しみがある将棋に見える」と話した。
対局は2日制で持ち時間は各8時間。初日は午後6時に指し掛け、手番が封じる。14日は午前9時に再開し、同日夜までに決着する見通し。対局の様子は神戸新聞NEXTで詳しく速報している。(小林伸哉)
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