ずさん運営の韓国開催「世界スカウトジャンボリー」、予算100億円は何に使った? ようやく氷水が隊員に行き渡る

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ずさん運営の韓国開催「世界スカウトジャンボリー」、予算100億円は何に使った? ようやく氷水が隊員に行き渡る

(写真:朝鮮日報日本語版) ▲NEWSIS

【写真】劣悪な環境が問題に…虫刺されだらけの参加者の足

 世界のスカウトたちの展示ブース前で会ったブラジルのジュン・ヨシカワさん(16)は、氷水の入ったボトルを右手に持っていた。ヨシカワさんは「昨日までは並んでやっとのことで買い、飲むことができた冷たい水が、今はどこでも飲めるようになった」と話した。ジャンボリー組織委員会は同日、「スカウト参加隊員に凍ったミネラルウォーターを1人一日5本ずつ渡すほか、クーリングマスク、アイスパック、日よけのアームカバーなど個人用の猛暑対策品を提供する」と発表した。

 熱中症の患者は2日の207人から3日は138人と減少傾向にある。3日にジャンボリーの病院で診療を受けた参加者は1486人だったが、このうち虫刺されが383人で最も多く、皮膚発疹が250人、熱中症は138人だった。

 トイレやシャワー室などの衛生問題も改善された様子だ。黄色い隊員服を着ていた英国のウィリアム・オルデンさん(16)は「テントの近くにあるトイレからはもうにおいがしないし、トイレットペーパーも十分ある」と言った。ジャンボリー組織委員会は同日、会場の清掃員をこれまでの70人から542人にまで増やすと発表した。

 ただし、医療の現場では、「次々とやって来る体調不良者を受け入れるにはまだ不十分だ」と指摘されている。この日訪れたジャンボリー病院前の待合室用テントには、熱中症の症状を訴える約30人でいっぱいだった。待合室の入口には「入るのは患者だけにしてください。人が多すぎます」と書かれていた。

 この日、医療スタッフは業務の負担が増えたことから会場内のクリニック5カ所のうち1カ所を自主閉鎖した。組織委員会は明日までに医師37人を追加で派遣し、薬品などの医療物資を補給する。

 一部からは「この6年間に投入された予算約1000億ウォン(約110億円)は一体どこに使ったのか」という批判の声が出ている。関連予算は当初の491億ウォン(約53億円)から938億ウォン(約102億円)へと2倍近く増えたが、衛生・医療など基本的な施設もきちんと備わっていないためだ。特に、ジャンボリーの準備をするとして韓国女性家族部や全羅北道庁の関係者がスイス・イタリア・オーストラリア・米国などを視察したことについて、「観光のようなものだったのではないか」という指摘が出ている。

パク・ヘヨン記者、ヤン・スンス記者

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