ニュージーランドの中道右派の野党・国民党のクリストファー・ラクソン党首。同党提供(撮影日不明、2021年11月30日提供)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ニュージーランドの中道右派の野党・国民党のクリストファー・ラクソン(Christopher Luxon)党首は4日、10月に実施される総選挙で同党が勝利した場合、新道路の建設費用を調達するため中国からの資金援助を「絶対に」受け入れる意向を示した。
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ラクソン氏率いる国民党は現在、世論調査でクリス・ヒプキンス(Chris Hipkins)首相率いる中道左派の与党・労働党をリードしている。
ラクソン氏はテレビ・ニュージーランド(TVNZ)のインタビューで、240億NZドル(約2兆円)規模の大規模な道路建設プロジェクトの資金について中国政府を頼るつもりかとの質問に対し、「その通りだ。絶対にだ」と述べた。
さらに「ニュージーランドの面積は英国や日本とほぼ同じで、人口は約500万人だ」「強固で災害に強い道路網は、わが国の未来にとって間違いなく不可欠になる」と述べた。
ニュージーランドの対中関係は激しい議論を招く問題となっており、米国やオーストラリアなどの伝統的な同盟国は、ニュージーランドがこれまで以上に中国の政治的影響圏に取り込まれることを懸念している。【翻訳編集】 AFPBB News