Courtesy of eugeniaxxcooney via TikTok
テイラー・スウィフトやレディー・ガガ、リリー・コリンズなど、華々しく活躍する海外セレブたちの間でも過去に摂食障害を経験した人は少なくない。メンタルヘルスとも大きく関わる病だからこそ周囲の理解や手助けが不可欠だけど、そんななか摂食障害を告白したYouTuber/TikTokerの女性が話題に。
Courtesy of eugeniaxxcooney via TikTok
Eugenia Cooney(以下ユージニア)は、アメリカ・マサチューセッツ州出身の現在29歳。YouTubeでは200万人以上の登録者を、TikTokでは160万人以上のフォロワーを抱える人気者。2023年7月、ユージニアは映画『バービー』にちなんだファッションを動画にして自身のTikTokに投稿。動画は1900万回以上再生され、3万件以上のコメントが寄せられる大ヒットを記録した。コメントのほとんどは、ユージニアのコーディネートを褒めたり、健康を願ったりするようなポジティブなものだったけれど、一部では「彼女に何が起きているの?」「その体で歩いたり、踊ったりできる気力があるのが信じられない」「見ているだけで恐ろしい」など、心ないネガティブなものも。
過去には「ユージニアの体型が視聴者に悪影響を与えている」として、彼女のYouTubeでの活動を禁止しようと呼びかける署名活動が行われた。2019年、ユージニアは自身の健康に専念するためにインターネットからしばらく離れた後、YouTubeのドキュメンタリー番組に出演し「摂食障害であること、リハビリ施設に通っていたこと」を告白。雑誌のインタビューでは「私は誰かに危害を加えようとしたり、体重を減らすように求めたりしたことは決してない」と語った。
ユージニアは、摂食障害やメンタルヘルスとの闘いについて「自分で選んだものではない」と付け加えた。「インターネットは人々にとってもっとポジティブな場所になるべき」「誰かを心配するなら、できるだけ優しい方法を心がけるといいと思う」と締めくくった。無理なダイエット、人間関係のトラブル、心理的・社会的ストレスなど、さまざまなことがトリガーとなりうる摂食障害。ユージニアのような存在がきっかけとなって、摂食障害について知り、学び、理解する人が増えることを願いたい。