熱帯低気圧が西日本に接近する予報！台風じゃなくても要注意

きのう19日(土)15時、小笠原の東海上で熱帯低気圧が発生しました。23日(水)頃には西日本に接近する予報です。この熱帯低気圧は台風には発達しない見込みですが、熱帯由来の非常に湿った空気が流れ込み、西日本を中心に大雨の恐れがあります。

熱帯低気圧の発達は油断禁物！

熱帯低気圧が発達して中心の風速が17.2メートルを超えると、それが台風となりますが、この熱帯低気圧はそのままの勢力で進行する見込みです。

先日15日に上陸した台風7号の通過により海水がかき混ぜられ、海面水温は平年よりも低くなっています。このため、この熱帯低気圧が台風に発達する可能性は小さいですが、油断は禁物です。熱帯由来の非常に湿った空気が流れ込み、大雨をもたらす力は十分にあるからです。

この熱帯低気圧は、20日(日)夜遅くに小笠原付近を通過し、21日(月)は日本の南海上をゆっくりと西進し、23日(水)には北よりに進み、九州など西日本に接近する恐れがあります。

23日(水)を中心に、熱帯低気圧と太平洋高気圧の間に湿った空気が流れ込みやすくなる見込みです。

23日(水)からは、熱帯低気圧から湿った空気が流れ込むため、西日本を中心に雨量が増え、大雨になる可能性があります。特に、四国や九州南部では雨の量が多くなる予想です。

また、この先1週間は、熱帯低気圧や湿った空気の影響で、西日本を中心に雨の日が多くなるでしょう。東京都心では夕立もありますが、次の週末まで晴れる日が多く、最高気温は35℃近くまで上がる予報です。

東京都心では、きょう20日(日)も最高気温が35℃以上の猛暑日となり、これで年間の猛暑日日数は21日と、過去最多記録を更新中です。引き続き、熱中症には注意が必要です。

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