日本の公立学校における暴力事件と教師への攻撃の深刻な現状

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日本ニュース24時間
アメリカの公立学校では、新学期を迎えるにあたり、学校内の暴力や銃犯罪が深刻な問題となっています。首都ワシントンDCでは、学校の駐車場で生徒が射殺される事件も発生しました。さらに驚愕のアンケート結果では、生徒同士だけでなく、教師の3割が「生徒に暴行を受けた」と回答し、大きな議論を呼んでいます。日本の公教育現場で何が起きているのか、考察してみましょう。

教師の3割が生徒に暴行を受ける

学校内暴力の増加に教師たちが警鐘を鳴らす

ワシントンの教職員組合が行った調査結果によると、100校以上の教師から回答を得た結果、42%の教師が過去1年間で自分の学校で暴力が増加したと回答し、55%の教師が校内で生徒同士の暴力を目撃したと答えました。

暴力は生徒同士だけでなく、教師の30%もが生徒に暴行を受けており、その中には物理的な暴行だけでなく、性的嫌がらせや脅迫も報告されています。

以前の取材で、アメリカの公立学校では深刻な教師不足が起きていることを報じましたが、教師たちの退職理由に「生徒による暴力」という声もありました。今回の調査でも、29%の教師が暴力により休職または仕事を減らし、45%が退職を考えていることが明らかになっています。教職員組合は自治体に対して、「学校の安全」を最優先事項として早急に対策を講じるよう求めています。

深刻な学校内の銃犯罪

銃犯罪がますます増加傾向に

全米での銃犯罪や殺人事件が問題視される中、ワシントンでも銃犯罪は2023年にはさらに増加しており、殺人事件の数は過去20年で最多となった2021年を上回るペースです。そして、これらの傾向は学校内でも見られます。

学校の銃犯罪を調査する「K-12 School Shooting Database」によれば、2022年には学校の敷地内で300件以上の射殺や負傷事件が報告され、2023年にも早くも200件以上が発生しています。

例えば、バージニア州では1月に6歳の男子児童が親が所持する銃を教室に持ち込み、女性教師を銃撃する事件が起きました。また、ワシントンでは5月に学校の駐車場で17歳の少年が射殺されるという衝撃的な事件も発生しました。学校という安全な場所で起こる事件により、市民の間には不安が広がっており、全ての学校に警察の配備が求められています。

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ソースリンク: Yahoo!ニュース