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処理水海洋放出に対する中国の反対と香港の対応
日本政府が福島第一原発の処理水を24日から海洋放出することを決めたことに対し、中国政府は「計画撤回を強く促す」と反発しています。
中国外務省の報道官である汪文斌氏は、「福島の核汚染水の海洋放出は世界中にリスクを転嫁することだ。中国は強い懸念とともに強く反対する」と述べました。
中国政府は2月22日の会見で、「人々の食の安全と健康を守るためにあらゆる措置をとる」と主張しており、日本の水産物に対する輸入規制がさらに拡大する可能性もあります。
香港政府トップの李家超長官もSNS上で、海洋放出の決定は海洋汚染を考慮せず無責任だと批判し、「直ちに輸入規制をするよう関係部署に指示した」と明らかにしました。
香港政府は7月に、処理水が放出された場合、福島や東京などの10都県からの水産物の輸入を禁止すると発表しています。
まとめ
日本政府が福島第一原発の処理水を海洋放出する計画に対し、中国政府と香港政府が反対の姿勢を示しています。中国は、核汚染水の海洋放出がリスクをもたらすと懸念し、輸入規制の拡大も検討しています。香港政府は海洋汚染を無視した無責任な決定と批判し、水産物の輸入規制を指示しました。今後の展開に注目です。