プーチン氏が認める、プリゴジン氏らの遺体収容 – 「粛清」の憶測が広がる

プーチン氏とプリゴジン氏

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者であるエブゲニー・プリゴジン氏(62)を含む10人が乗っていた自家用ジェット機が墜落し、遺体がモスクワ北西のトベリ州で収容されました。

同日、ロシアのプーチン大統領はプリゴジン氏と他の9人の死亡を認め、遺族に哀悼の意を示しました。

現場では遺体が激しく損傷しており、DNA型鑑定が進められています。しかし、ワグネル関係者は身体的特徴からプリゴジン氏本人と確認しています。メディアによると、トベリ州の遺体安置所を訪れた関係者は手の形状に注目しました。プリゴジン氏は旧ソ連末期の服役中に左手の薬指の先を失ったと言われています。

墜落原因については、米メディアは爆発が原因ではないかと報じていますが、ロシア当局は技術的な要因や人為的な要因を含むあらゆる可能性を調査しています。ジェット機を管理・運航している会社の関係者も捜査対象となりましたが、その関係者はロシア極東で行方不明になったとの情報が流れています。

プーチン氏はプリゴジン氏について、「故人」として回想しました。ワグネルを通じた多大な貢献を評価しつつ、「困難な運命を背負った人で、人生で重大な過ちを犯した」と指摘しました。この発言は反乱を非難していると受け取られています。

西側のメディアでは、プーチン氏による「裏切り者」の粛清説が広まっています。収監中の反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏も声明で、ジェット機の墜落は「プーチン氏による計画されたテロによる殺害だ」と主張しています。

この記事は、プリゴジン氏と10人の遺体収容について報じたものです。プーチン大統領のコメントや粛清の憶測についても触れられています。詳細な情報については、日本ニュース24時間をご覧ください。

参考記事: プリゴジン氏ら遺体収容 ロシアのプーチン氏、死亡認める 強まる「粛清」の見方