韓国、K2戦車の4次量産を決定 – 国産パワーパックやAPSの搭載も可能性として浮上

K2戦車の4次量産計画が承認される

韓国の防衛事業庁が発表したところによれば、「2028年までに約150輌のK2戦車を調達する4次量産計画が承認された」とのことです。具体的な4次量産の仕様はまだ確定していませんが、関係者によると「国産パワーパックやRWS、APSの採用もあり得る」と述べています。

APSの搭載についての詳細は不明

この4次量産計画に採用されるAPS(Active Protection System)は、トロフィー(Trophy)というイスラエル製のものなのか、国内で開発が進められている新型APSなのかはまだ明確ではありません。

国産エンジンと国産変速機の採用も見込まれる

韓国防衛事業庁によると、「国防技術品質院による耐久性の評価が必要ですが、国産エンジンと国産変速機で構成されるパワーパックの採用への道が開かれた」とのことです。すでにK2戦車には現代インフラコア(Hyundai Infracore)社製のエンジンが採用されていますが、変速機の部分はまだ国内の承認を得ておらず、3次量産までは国産エンジンとドイツ製変速機の組み合わせが使われていました。

トルコも韓国製パワーパックを採用

トルコは韓国製パワーパックを搭載したアルタイ(Altay)戦車をテストし、要求要件を満たしたと判断したため、SNT Dynamics社と変速機の供給契約を締結しました。SNT Dynamics社はフィールドテストでも優れた性能を発揮し、韓国国内でも国産エンジンと国産変速機で構成されるパワーパックの採用が期待されています。

APSの開発が進む中、新たな選択肢が浮上

APSの必要性が高まっている背景には、ウクライナとロシアの戦争があります。この戦争を受けて、現代ロテム(Hyundai Rotem)やハンファ(Hanwha)などが新型APSの開発に取り組んでいるとのことです。

以上が、韓国のK2戦車の4次量産計画についての最新情報です。今後の動向に注目です。

_※ アイキャッチ画像の出典: 16 Dywizja Zmechanizowana_

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