ウクライナ軍、地雷が潜む主要道路を突破しロボティネ集落を完全奪還

ロボティネ集落を完全奪還

ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は、南部ザポリージャ州の「ザポリージャ戦線」上に位置するロボティネ集落を完全に奪還したと発表しました。ウクライナ軍は南下を続けており、露軍の巧妙な防衛線を突破する兆しが見られます。

強固な防御陣地

ロボティネ集落は、戦線の起点であるオリヒウから南方約10キロメートルの位置にあります。露軍は地雷原や塹壕などを利用して強固な防御陣地を築き、ウクライナ軍の進軍を阻止していました。また、ロボティネ集落は要衝トクマクに通じる道路沿いに位置しており、奪還は今後の進軍の足がかりとなるでしょう。

主要道路を突破

ロボティネに到達した部隊の指揮官は、「地雷が埋まった主要道路を越えた。ここからはより速く前進できる」とロイター通信に語っています。ウクライナ軍が精鋭部隊を投入し、戦力を集中させたことが、戦況の打開に影響を与えた可能性があります。

ウクライナ軍の戦略転換

「ザポリージャ戦線」におけるウクライナ軍の戦略は、米英とウクライナの最高幹部がポーランドとウクライナの国境で非公開の会談を行った後に変わったとされています。これまでウクライナ軍は戦力を三つの戦線に分散させていましたが、米側から一つの戦線に兵力を集中させるよう勧告を受けたと報じられています。

ポジションが脅かされるハルキウ州クピャンスクからドネツク州リマンへの戦線

ウクライナ軍は東部ハルキウ州クピャンスクからドネツク州リマンに至る戦線でも厳しい戦いを強いられています。露軍による砲撃が連日続いており、ウクライナ軍は苦境に立たされています。英国防省は、今後2か月間において露軍の攻勢が強まる可能性を指摘しています。

この記事の写真は以下のリンクから閲覧できます:
写真:読売新聞

この記事は「日本ニュース24時間」の提供です。詳細はこちらからご覧いただけます。

元記事のソースリンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/a5e6f88cf4f3eba3191b17f5d9306998888d691c