松野氏、IAEA中立性疑問視の東京・望月記者に反論

松野氏の反論 IAEAの中立性を支持

松野博一官房長官は、東京新聞社会部の望月衣塑子記者が東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を巡り、国際原子力機関(IAEA)の中立性を疑問視する質問をした際、「中立性に疑問があるとの主張はまったく当たらないばかりではなく、国際機関の存在意義そのものを失わせかねない」と反論しました。

望月記者は、日本がIAEAに資金を提供していることや日本人職員を派遣していることを踏まえ、「IAEAの中立性についてどう考えているのか」と質問しました。

松野氏は、「国際機関は主に加盟国からの分担金で活動費を賄っている」と説明しました。また、今年の日本の分担率は7・8%であり、海洋放出に反対する中国(14・5%)よりも低いことを強調しました。

それにもかかわらず、望月記者は「IAEAは原子力利用を促進する立場の機関だ」と主張しました。しかし、松野氏はIAEAが処理水放出の安全基準を満たしていると結論づけた包括報告書を引用し、「IAEAは独立した第三者の立場から科学的な評価をしており、政府としては中立と考えている」と述べました。

松野博一官房長官

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