「入り口間違えた」LRTと車が接触 開業後初の事故 けが人はなし

宇都宮市清原工業団地での事故の状況を確認する宇都宮東署員ら

宇都宮市清原工業団地での事故

2023年9月1日午後0時37分、宇都宮市清原工業団地で、次世代型の路面電車(LRT)と乗用車が接触する事故が発生しました。この事故は、開業後初めての出来事です。

事故の詳細

事故は、午前11時50分ごろに発生しました。乗用車が右折しようとして軌道敷内に進入し、後ろから来たLRTと衝突したとのことです。

宇都宮駅東口停留場に入る次世代型路面電車(LRT)

幸いにも、約70人の乗客や運転士、乗用車の男性にけがはありませんでした。LRTは約50分後に運転を再開しました。

LRTの開業と事故の関係

このLRTは、宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ路線で、2023年8月26日に開業しました。運行会社である「宇都宮ライトレール」によれば、事故は開業後初めてのものです。

事故の原因と状況

事故が発生した場所は、清原地区市民センター前停留所から約60メートル西に位置する軌道敷内です。宇都宮東署によれば、軌道敷と並行する車道を走行中の宇都宮市の無職男性(68)が、軌道敷の反対側にある駐車場に入ろうとして右折し、LRTの側面に接触しました。この場所では右折ができない道路です。

事故を起こした男性は、LRTに乗るためにトランジットセンター(LRTへの乗り換え場所)を探していたと話しています。男性は朝日新聞の取材に対し、「入り口が分からず、間違えたようだ。大変な事故を起こしてしまった」と述べています。

目撃者の指摘

事故を目撃した別の男性は、「事故直前にLRTの警笛音が響いていました。現場は見た目が交差点のようにも見えました。間違って進入しやすい状況だったのではないか」と指摘しています。

この事故に関する詳細な情報は、朝日新聞社の記事をご覧ください。

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