ロシア「精鋭」空挺部隊がウクライナに投入される!防衛線突破に応急対応か

ウクライナ南部のザポリージャ州での戦闘において、ロシア軍が異例の手段に出た。その手段とは、精鋭とされる空挺部隊を最前線に投入することだ。ウクライナ軍がロシア軍の防衛線を突破したため、ロシア軍は応急的な対応を迫られている可能性がある。

空挺部隊が異例の投入

通常、空挺部隊は航空機からの降下による奇襲が主な役割であり、守備的な作戦時に投入されることはほとんどない。ウクライナ公共放送は、「いわゆるエリート部隊を防御戦に使っているとすれば、何かがうまくいっていないに違いない」とウクライナ軍報道官の談話を伝えている。

戦争研究所の報告

米政策研究機関の「戦争研究所」は3日の報告書で、ロシア軍の空挺部隊がザポリージャ戦線上の集落ロボティネ近辺に再配置された可能性を示している。ザポリージャ戦線では、ウクライナ軍による反転攻勢の進展が相次いで報じられており、ロボティネはその進軍の足がかりとなる重要な場所と指摘されている。

ゼレンスキー大統領の視察

ウクライナの大統領であるウォロディミル・ゼレンスキー氏は4日、ドネツク州にて露軍との戦闘に従事する部隊を視察した。ドネツク州は大部分がロシア軍の占領下にあり、ウクライナ軍は6月以降、反転攻勢を試みている。ゼレンスキー氏は視察後に公開したビデオメッセージで、「何が不足し、何を変えるべきか、戦闘に従事する人々から直接聞くことは非常に有用だ」と述べ、戦況打開に力を尽くす意向を強調した。

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