カウアン・オカモト、東山紀之新社長に向けて「今、社長をやりたい人はいない…リスペクトを持って応援したい」【ジャニーズ・性加害問題】

カウアン・オカモト

大手芸能事務所「ジャニーズ事務所」の創業者であるジャニー・喜多川元社長の性加害問題を受け、同事務所の藤島ジュリー景子前社長と所属俳優の東山紀之新社長による謝罪会見から一夜明けたカウアン・オカモトが、東京都内の公益社団法人日本外国特派員協会で会見しました。

カウアンはジャニーズ事務所が性加害を認め、被害者への謝罪や救済を発表したことを評価しつつも、事務所がジャニーズの名前を継続して使用することに驚きと不満を表明しました。彼は会見で母を思い涙する場面もありました。

今年4月に実名と顔出しで会見し、ジャニー氏からの性的被害を告発したカウアンは、「被害者の心の傷は簡単には癒えない」と強調し、「会社をもっといい方向に生まれ変わらせることは簡単なことではない」と呼びかけました。

また、カウアンは変革の必要性を訴え、事務所名の変更を提案しました。彼は東山新社長に向けて、「今、社長をやりたい人はいない。勇気を持って東山さんが出られた。そこはリスペクトを持って応援したい」と期待を込めました。

カウアンはジャニーズのファンに対しても、「生き残るためにはジャニー氏なしのエンターテイメントを提供し続ける覚悟が必要だ。それを望んでいる」とアドバイスしました。

カウアン自身の告発は芸能界に大きな影響を与えましたが、彼の母親にとっては最もつらい思いです。「お前の息子はうそつき」「金だけほしいんだろ」「売名」といった中傷が彼女にも寄せられています。

カウアンの声が広がりを見せる中、他の性被害者も彼の行動に刺激を受けて告発するようになりました。彼は法改正や相談窓口の充実も訴えています。

日本とブラジルのハーフとして生まれ育ったカウアンは、「これから先、僕はもう前に進みます。日本とブラジルを代表できるアーティストになって必ず戻ってきます」と決意を表明しました。

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Source: 中日スポーツ