『ドラクエ』選択ミスから引き起こされる悲劇! 3つのイベント紹介

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人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズには、時にプレイヤーに重大な選択を迫る場面が登場します。その選択次第で、取り返しのつかない事態が生じることもあります。自分の決断に後悔した経験を持つ人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな悲劇的なイベントを3つご紹介します。

よかれと思った選択が裏目に

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まず、『ドラゴンクエストVI 幻の大地』に登場するアモスというキャラクターの事件です。アモスは「モンストル」という町で出会える英雄であり、人々から尊敬されています。

しかし、アモス自身は町を救った後遺症として、モンスターに変身してしまうという問題を抱えています。彼自身はそのことに気づかず、町人たちも彼が変身していることには気づいていましたが、被害がなかった上にアモスが町を救った恩人だったため、真実を告げられずにいました。

そして主人公たちがアモスに真実を告げるかどうかの選択が出現します。正しい選択は、アモスに何も言わないことです。その後、手に入るアイテム「りせいのタネ」を渡すことで、アモスは変身状態を制御できるようになり、主人公たちと一緒に旅をすることができます。

しかし、「りせいのタネ」を渡す前に真実をバラしてしまうと、アモスは自責の念から村を去り、行方不明になってしまいます。仲間になるどころか、アモスを匿っていた村人にまで怒りを買う結末になりました。見た目では正直そっちの方が正義に思えますが、時には嘘をついた方が良いこともあるのです。

チビィを退治すると後味の悪さが段違い?

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そして次は、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の事件です。このイベントでプレイヤーの頭を悩ませる分岐があります。町「ルーメン」で起こるモンスターの襲撃に関する出来事です。

町に住むシーブルは、芋虫のようなモンスターに「チビィ」と名前を付けて可愛がっています。最初は小さかったチビィも段々と大きくなり、町人たちが怯えるほどの大きさに成長します。

モンスターの襲撃によって町人たちが苦しむ様子を見ているからこそ、チビィを恐れる気持ちもわかります。しかし、シーブルにとってチビィは家族同然の存在であり、彼女にとっては大切な存在でした。そこで、プレイヤーにはチビィを退治するかどうかの選択が与えられます。

もしチビィを退治する選択をした場合、その後に町はモンスターの襲撃によって滅びてしまいます。しかし、チビィを人里離れた丘に逃がしてあげると、モンスターの襲撃の際にチビィが助けに来てくれるという展開が待っています。結局、チビィは死んでしまいますが、後味の悪さは違いました。

ただ、初見でチビィを退治してしまった人も多かったようで、「魔物はみんなクズだから退治するのは当然」「このイベントで初見失敗した人はアモスも仲間にしていないでしょ」「チビィも退治したし、アモスにも真実を教えました」といった意見もネット上で見かけました。

これらのイベントは、一見正しい選択が明確に思われるものの、実際には後になって後悔することもあるということを教えてくれます。自分自身の判断が悩ましい場面では、慎重に選択することが大切です。

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