大雨でのり面など崩落相次ぐ…日立市役所は電源機器が水没して停電

大雨が続く中、日立市役所は避難情報される一方で、内部の電源機器が浸水し停電になりました。この台風13号に伴う大雨の被害は、福島、茨城、千葉といった県で床上・床下浸水が少なくとも1500棟に上ると報告されています。さらには、福島県と茨城県で1人ずつの死亡も確認されています。

大雨による浸水被害

茨城県では、北茨城市と高萩市が「緊急安全確保」(警戒レベル5)の警戒レベルが発令され、約140棟の家屋が床上・床下浸水しました。また、日立市では道路の崩壊や周辺事業所のトラックが巻き込まれるなどの被害も発生しました。さらに、市役所も近くの川が氾濫し、電源機器が水没して停電が続いたのです。

行方不明者の発見と河川の氾濫

北茨城市では、男性が行方不明になっていましたが、悲しいことに遺体が見つかりました。男性の車が前夜、冠水した田んぼで発見され、県警が付近を捜索していたのです。また、福島県いわき市でも同様の事態が発生し、60歳代の男性が側溝で倒れていたところを発見されました。この大雨により、10の河川が氾濫し、少なくとも1180棟が床上・床下浸水したとのことです。自宅が床上浸水した会社員男性(53)は、「畳やソファが泥だらけ。片付けが大変だ」とコメントしています。

被害の拡大と調査中の事例

千葉県でも、中学生を含む4人が軽傷を負いました。床上浸水は95棟、床下浸水も118棟確認されました。さらに、茨城県の日立市と常陸太田市、千葉県大多喜町でも1人が亡くなる事故が発生しました。各県警が現在、これらの事故と大雨の関連性を調査しています。

この記事の写真は、土砂崩れ現場でトラックが巻き込まれる様子や床上浸水した建物など、被害の一端を象徴しています。

参照リンク:日本ニュース24時間