芸能人の責任と表現の自由:韓国与党青年最高委員の批判

キム・ユナ

韓国与党「国民の力」の青年最高委員、チャン・イェチャンが、バンド紫雨林(ジャウリム)のメンバーであるキム・ユナさんに対して福島原発汚染水放流に関する発言を批判しました。

芸能人がどれだけ偉いのか、とチャン青年最高委員は問いかけます。さらに、「芸能人が何の責任も負わずに何でも言える時代は終わった」とも述べました。

チャン青年最高委員は、番組で金起炫(キム・ギヒョン)代表がキム・ユナさんを批判したことに触れながら、「文化芸術界ブラックリストなどは関係ない」と語りました。

彼はさらに、「過去の保守は柔弱で、ガスライティングによって進歩左派による悪事を黙認してきた。しかし、そんな時代は終わった」と主張しました。

チャン青年最高委員は、「保守右派芸能人が政治的な意見を少しでも明かせば大きなデメリットを被るのに対し、進歩左派性向の芸能人は証明されていない陰謀説を話しても影響を受けなかった。キムさんや他の芸能人たちは自分の意見を述べる自由があるが、公的な発言には責任を持つべきだと気付いてほしい」と述べました。

また、彼は「科学的な知識のない扇動的な発言をすることは避けるべきだ。そうでなければ、国民の評価に対処する必要がある」と付け加えました。

チャン青年最高委員は、「芸能人がどれだけ偉くて言いたいことを言って何の責任も負わなくていい時代は終わった」と繰り返し述べましたが、彼は「発言することを禁止しているわけではない。右派でも左派でも発言することができる。ただし、自身の発言に責任を持つ覚悟を持って話すべきだ。それが表現の自由である」とも語りました。

さらに、彼は「彼女は過去に日本を訪れ、寿司や刺し身を楽しんでいたのに、今になって地獄と言うのは、韓国国民、特に漁民と水産業者の生計に脅威を与える行為だ。芸能人が発言する自由がある一方で、表現の自由の盾の裏に隠れるのは卑怯だ」とも話しました。

キム・ユナさんは、先月にインスタグラムで「映画的ディストピアが現実になり始めている。今日のような日は地獄を考える」と投稿しました。

金代表はこれに対し、「常識に欠けた芸能人が多すぎるのではないか。なぜこんなことが起こるのか。結局、いじめ、レッテル、利権を分け合うカルテルのためだろう。繰り返されるべきではない悪習」と批判しました。

参照リンク: 日本ニュース24時間