木村拓哉「教場」延期の理由はスポンサーの意向でした!タレントの無罪論は通用せず

木村拓哉さんが主演するフジテレビ系列のドラマ「教場」のスペシャルドラマの撮影が延期されることが分かりました。一部の番組スポンサーがこの延期に難色を示しているようです。

「教場」は木村さん演じる警察学校の冷徹な教官、風間公親と、警察官を目指す生徒たちの物語です。今年4月には「月9枠」で放送され、話題を呼びました。

スペシャルドラマのクランクインは10月上旬の予定でした。映画化も視野に入れ、2本分のドラマを撮影する予定でした。

しかし、故ジャニー喜多川氏の性加害問題が広まる中、スポンサーたちが契約の見直しを相次いで表明しました。これらの大手企業はコンプライアンスに敏感であり、テレビ局側も「タレントに罪はない」という認識を持っていても無視できない状況になってきたのです。

「教場」の提供スポンサーを見ると、「サントリー」や「花王」「エステー」「Spotify」など、大企業が並んでいます。特に、サントリーホールディングスの新浪剛史社長は経済同友会の代表幹事も務めており、最近の会見でも「(ジャニーズ事務所が)本当に真摯に反省しているかどうか大変疑わしい」と厳しいコメントをしました。朝日新聞の記事には、「数か月以内にジャニーズ事務所の体制が改善されなければ、番組スポンサーから撤退する可能性もある」と書かれています。これは、テレビ関係者の話です。

「サントリーホールディングスはフジテレビにとって重要なスポンサーの一つです。ドラマ撮影延期の理由は、表向きは『番組制作上のトラブル』と説明されていますが、実際にはスポンサー側から制作に難色を示され、撮影を中止せざるを得ない状況になったと聞いています」

キムタクのドラマにまで影響が及んだ事実はとても大きいです。芸能プロ関係者によれば、「木村拓哉さんは他の一般のタレントとは違います。他のテレビ局でもジャニーズタレントの起用を控える動きが出てきているようですが、今後さらに加速するかもしれません」とのことです。

木村さんは「教場」のほかにも、来年はテレビ朝日での主演ドラマや、2025年には作家・東野圭吾氏原作の映画「マスカレード」シリーズ最新作の公開が控えていると言われています。もし性加害問題が解決に至らなければ、これらの仕事にも影響が出る可能性があります。

来月2日には、東山紀之新社長による新たな体制が発表されます。社名の変更や、藤島ジュリー景子前社長が保有する株式にも変更が加えられるかもしれません。一部では、ジャニーズから完全に独立した新会社を設立するという話も出ているようです。

木村さんをはじめとする所属タレントたちは、この状況に不安を抱えています。世間やスポンサーが納得できる解決策を見つけることができるのでしょうかーー。