ウクライナ「道具を与えればやり遂げる」 英首相が党大会で支援の継続を訴える

イギリスのスナク首相が保守党の党大会で行った演説が話題となっています。その中で彼は、「ゼレンスキー大統領に道具を与えれば、ウクライナの人々は最後までやり遂げるだろう」とウクライナ支援の継続を訴えました。

ウクライナ支援の継続を訴える

スナク首相は党大会での演説で以下のように述べました。「我々はキーウに長距離兵器を送った最初の国だ。現在、フランスとアメリカが続いている。我々はウクライナのパイロット訓練に同意した最初の国だ。今では十数カ国が続いている。私は同盟国にこう言いたい。我々がゼレンスキー大統領に道具を与えれば、ウクライナの人々は最後までやり遂げるだろう。ウクライナに栄光を!」

彼はウクライナへの武器供与など支援の継続を改めて訴えました。ウクライナ人たちは、道具を与えられればどんな困難な状況でも最後まで頑張ることができると信じています。

その他の議題について

スナク首相は保守党大会での演説の中で、その他の重要な議題についても言及しました。まず、ロンドンとイングランド北部を結ぶ高速鉄道「HS2」の計画について、未着工区間を廃止し浮いた財源を従来の路線や道路などの充実に充てることを表明しました。

また、医療制度への負担を軽減するために喫煙年齢を毎年1歳ずつ引き上げることなどを提案しました。これらの提案については党内からも異論が出ていますが、スナク首相は自らの信念に基づいて堂々と演説しました。

イギリス政権の将来

保守党は労働党に支持率で大きく差をつけられており、2025年1月までに行われる総選挙では政権交代の可能性が指摘されています。スナク首相は党大会での演説を通じて、自らの指導力とウクライナ支援の継続をアピールしました。

以上がウクライナ支援を訴えるスナク首相の党大会での演説の内容です。詳細な情報は日本ニュース24時間でご覧いただけます。