ジャニーズ事務所によるジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡る会見が行われましたが、その中で「NGリスト」と呼ばれる質問の指名をしないリストが存在していたと報じられました。しかし、これについて立憲民主党の米山隆一衆院議員は「これは会社側の酷い対応を示す新事実」と批判しました。
正直であることが最善の策
米山氏は自身のツイッターで、「正直に見られるためには正直であることが最善の策であり、真摯に見られるためには真摯であることが最善の策である」と述べました。そして、「意図的に正直や真摯さを放棄した場合、会社は今後信頼を失うことになるでしょう。私は会社のやり方を肯定している訳ではありませんが、この出来事により、私の見解は変わりません。ただ、会社の再出発は極めて厳しくなったと思います」と続けました。
「NGリスト」の存在が明らかに
NHKは「ニュース7」で独自取材として、「NGリスト」の存在を報じました。ジャニーズ事務所の会見には、会見の運営を任されていた会社側が複数の記者やフリージャーナリストの名前や写真をリストに掲載し、指名をしないようにしていたのです。このリストに掲載された記者が全員指名されなかったかは不明ですが、指名されることなく会見に参加していた記者も存在したと報じられています。また、会場には「NG記者」と書かれた紙や、少なくとも6人の名前と顔写真が掲載されたものも見つかったそうです。
会見の不満と騒然とする一幕
この会見では、司会者が挙手した記者を指名する形式で行われていました。しかし、会見の運営を任されていたコンサルティング会社がNGリストを持参しており、指名されない記者たちからは不満が出て、会見場は騒然となる一幕もありました。報道陣約300人が出席していたとのことです。
以上のように、ジャニーズ事務所の会見における「NGリスト」の存在について、米山隆一氏は厳しい批判をしています。これは会社側の対応を示す新たな事実であり、信頼を取り戻すことは非常に難しいでしょう。
ソースリンク:日本ニュース24時間