竜王戦:藤井聡太7冠、8冠への挑戦→竜王戦V3で大山康晴十五世名人のタイトル戦V19に並ぶ

将棋の藤井聡太竜王(名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=21)が、将棋界における伝説的な記録に挑戦しました。第36期竜王戦7番勝負第1局は、藤井聡太竜王が3連覇を目指して、タイトル戦初登場の伊藤匠七段(20)の挑戦を受けるために開幕しました。この勝負は、東京・渋谷の「セルリアンタワー能楽堂」で行われ、振り駒の結果、伊藤七段が先手となりました。

藤井聡太竜王の意気込みと8冠への挑戦

藤井聡太竜王は、竜王戦と同時に王座戦にも挑戦しながら、将棋界の頂点である8冠を目指しています。彼は「それぞれ集中して臨めれば」と話し、2つのタイトル戦に向けて全力を尽くします。

藤井竜王と伊藤七段は同学年であり、これが初めてのタイトル戦となります。過去に2度戦っており、伊藤七段はいずれの対局でも敗れています。昨年のNHK杯トーナメント2回戦と棋王戦挑戦者決定トーナメント敗者復活戦1回戦では、伊藤七段は連勝しました。そして今年のNHK杯決勝で初優勝し、将棋界初の公式棋戦グランドスラム(JT杯、銀河戦、朝日杯、NHK杯)を達成しました。偶然ながら、同じ3月19日には棋王のタイトルも獲得し、史上最年少6冠となりました。

竜王戦V3でタイトル戦V19に並ぶ

藤井聡太竜王は、王座戦であと1勝すれば8冠を達成し、竜王戦でもV3を達成することができれば、タイトル戦は19連勝となります。これは、故大山康晴十五世名人が1963年(昭38)の第22期名人戦から66年第25期名人戦まで達成した、タイトル戦V19の最長記録に並ぶ偉業です。

この挑戦が成功すれば、藤井聡太竜王は将棋界に新たな伝説を刻むことになるでしょう。

竜王戦写真

記事のソースリンク: 日本ニュース24時間