田母神俊雄氏 独断で訪露の鈴木宗男氏めぐり「露とのチャンネルも必要」「うまく活用した方がよい」

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田母神俊雄氏(75)が、鈴木宗男参院議員(75)が日本維新の会に事前届け出をせずにロシアを訪れたことについて、私見を述べました。

露とのチャンネルも必要

田母神氏は、「鈴木宗男議員が独断でロシアを訪問したとして、日本維新の会で処分が検討されるとか。しかし今回の露ウ戦争で日本は露を完全に敵にしてしまい、中露の挟み撃ちにされる状況になってきた。露とのチャンネルも必要だ。その意味で、日本政府も鈴木議員をうまく活用した方がよい」と述べました。

地理的な近さと独自の関係性

さらに、「日本は中露とは地理的に近い。米国と全く同じ露対応でいいわけがない。米とも露ともそこそこ上手くやれる方策を考えるべきだ」と、欧米にならわずロシアや中国と独自の関係性を築くべきだと指摘しました。

届け出のミスと主張

鈴木氏は、1日にロシアを訪れ、5日に帰国しました。維新の会は、所属国会議員が海外渡航する際は事前に届け出るよう通達していますが、鈴木氏の届け出は2日だったとのことです。

鈴木氏は帰国後、自身のブログで「事務所の単純な手続きミスではあるが、そのこと自体、私が責任者であるので全責任は私にある」と説明しました。また、北方領土の元島民の故郷再訪実現と、北海道東部の漁業関係者の安全操業を念頭に、ロシアを訪問したと主張し、「今の日露関係は最悪と言ってもよい状況であり、だからこそ誰かが国益の観点から動かなくてはならない」と自身の考えを述べています。

田母神氏のコメントは、鈴木宗男氏の行動についての新たな視点を提供しています。地理的な近さや日本独自の関係性を重視し、ロシアとのチャンネルの構築を必要としていることが明らかになりました。また、鈴木氏は自身の行動について責任を負っており、北方領土や漁業関係者の利益を考えた訪問であったことを強調しています。

Source link: 日本ニュース24時間