ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ侵略を正当化し、強気な発言を行いました。ウクライナが頼りとする米欧に「支援疲れ」が見えていることが背景にあるとみられます。
プーチン大統領の発言
プーチン氏は会議で、ウクライナとの戦闘に関して以下のような主張をしました。
- 反転攻勢が始まった6月4日以来、ウクライナ軍は9万人以上の人や、557両の戦車、1900台近くの装甲車を失った。
- ウクライナは経済・軍事面で米欧の支援に依存しており、軍事支援が止まれば1週間しか持たない。
プーチン氏は会議で「ロシアは世界最大の領土を持ち、さらに領土を増やすことに関心はない」とも語り、ウクライナ侵略を、西側諸国が覇権を握る現在の国際秩序を巡る戦いにすり替えています。
笹川平和財団の畔蒜泰助主任研究員の指摘
会議に出席した笹川平和財団の畔蒜泰助主任研究員は、「既に勝利を決めたかのような自信に満ちた受け答えが目立った。米連邦議会はウクライナ支援を巡って混乱し、スロバキアではウクライナ支援反対を訴える政党が勝利し自信を深めているのではないか」と指摘しています。
プーチン氏の中国・インドへの称賛
プーチン氏は会議で、米欧批判を行う一方で、中国の習近平国家主席やインドのナレンドラ・モディ首相ら新興5か国(BRICS)加盟国首脳を称賛しました。ロシアは来年、議長国を務めるBRICSを軸に、西側諸国の覇権に挑戦するものとみられます。
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