イスラエル国防軍は、ガザ地区の住民に対し、日本時間午後10時までに「ハーン･ユーニスまで移動して安全を確保してほしい」と呼びかけています。この時間が「避難の最後の猶予」となるかどうかはまだわかりませんが、この呼びかけは重要です。
ガザ地区全体を制圧するのは容易ではない
ガザ地区全体を制圧するのは簡単なことではありません。ハマス側は命がけで抵抗し、非情な戦いが予想されます。国連やEUは「1日で100万人以上を避難させるのは不可能だ」と主張し、「避難計画の再考」を求めていました。しかし、イスラエル国防軍は、「午前10時から午後4時まで指定されたルート上の安全を約束するので、南のハーン･ユーニスまで移動してほしい。自分自身や愛する人のことを考えるなら、指示に従って南へ行くべきだ。ハマスの指導者たちは攻撃から逃れるために隠れていますので、安心してください。」と述べ、新たに海側の避難ルートを追加しました。
出典：افيخاي ادرعي
避難に許された最後の猶予
イスラエル時間の午後4時は日本時間の午後10時です。この時間までに避難することが許されているか、状況に応じて追加の避難時間が設定されるかはまだ不明です。ただ、予測によると、イスラエル軍によるガザ地区への地上侵攻は日曜日に開始される可能性があります。その場合、数時間以内もしくは一、二日以内に大規模な地上戦が展開される可能性が高いです。
イスラエルがどこまで進撃するかは分かりませんが、ガザ地区全体を制圧するのは容易ではありません。ハマス側は命を賭して抵抗し、過酷な戦いが必至です。2023年には、いくつの人命が犠牲になるのでしょうか？
※アイキャッチ画像の出典：Al Araby/CC BY-SA 3.0 DEED
