ニューヨークでパレスチナ・イスラエル支持者が一触即発に…アメリカ社会でも緊張の度合い高まる

ニューヨークでの抗議集会
(画像提供:日テレNEWS NNN)

イスラエルとパレスチナの情勢が緊迫する中、ニューヨーク市内は緊張が高まっている。アメリカ社会でもこの問題に対する関心が高まっており、抗議活動や衝突が各所で起きている。ニューヨーク市内では警官が総動員され、厳戒警備体制が敷かれた。パレスチナ系の人々による大規模な抗議集会も行われ、イスラエル支持者との対峙から小競り合いも起きた。

パレスチナ支持者抗議集会にイスラエル支持者が乱入し逮捕

バルーク大学でのパレスチナ支持者抗議集会
(画像提供:日テレNEWS NNN)

バルーク大学では、パレスチナ系の住民が抗議集会を行った。200人ほどが集まり、パレスチナの旗やプラカードを手に、イスラエルのガザ空爆に対する抗議の声を上げた。しかし、イスラエル支持者が乱入し、一触即発の状態となった。警官によって鎮圧され、2人が治安の乱れの容疑で逮捕された。この一件で現場は一時騒然となったが、抗議集会は続行され、パレスチナ支持者はタイムズスクエアに向かってシュプレヒコールを上げる行進を始め、デモの勢いは高まっていった。

遠く離れたニューヨークでもパレスチナとイスラエル支持者が対峙

午後3時半すぎ、タイムズスクエアに隣接する通りで、パレスチナ支持者とイスラエル支持者が対峙した。双方のトーンは最高潮に達し、ニューヨークのど真ん中でお互いをののしり合った。イスラエル支持者がいる場所にパレスチナの旗を持った若者が乱入し、一触即発の状況となったが、警官によって即座に鎮圧され、大きな問題は回避された。

イスラエルによるガザへの地上侵攻の脅威が高まる中、女性が登壇し、アラビア語で「アッサラーム・アライクム(あなた方の上に平安がありますように)」と叫び、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を非難した。パレスチナ系の人々は、「苦しんでいるのは主に女性や子どもたちだ。イスラエルはパレスチナ人の心を打ち砕くことはできない。ハマスができる前からイスラエルは虐殺を行っており、赤ん坊や女性、子どもを殺し、民間人を標的にしている」と現状へのやるせない気持ちを訴えた。

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(記事の出典元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1cbadc6f0f058950af6bf308e687710b52e5b560