「知能は低いが従順」数百万円で女性売買…中国を揺るがした結婚ブローカー

中国の国旗

中国公安がマッチングを装って障害女性を人身売買した容疑で中国ブロガーを逮捕して調査中だと、香港サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じました。

結婚ブローカーによる障害女性の人身売買

フォロワー約14万人を抱えるブログを運営していたこの男性は、障害女性の情報を提供し、結婚を斡旋していました。その障害程度や容貌、性格などの細かい情報がブログに掲載され、中国司法当局はこの行為を障害女性に対する事実上の人身売買と見なし、捜査を進めています。

男性がブログに掲載した動画では、「21歳女性、80%の知能を持っているが従順」という説明と共に、18万8000元(約385万円)という価格が提示されていました。別の映像では、「言語障害のある24歳女性 16万元」としています。

彩礼を主張する結婚ブローカーの言い分

報道によれば、障害女性にはおよそ6万元以上の価格が策定されており、ブロガーの紹介費は2万元だったとされます。男性が行った行為は、中国大衆の怒りを買ったと報じられています。

しかし、この男性は早期結婚成立を助けるための結婚ブローカーに過ぎないと主張しています。彼によれば、障害女性の両親から許可を受け、提示された金額は中国の結婚慣習の一つである「彩礼(結婚持参金)」に相当するものだというのです。彩礼とは、中国で男女が結婚する際に男性側が女性側の家族に納める持参金のことを指します。

中国政府はこれまで、彩礼が売買婚を助長するなど社会問題化しているとして根絶に向けて取り組んできましたが、根深い悪習は簡単になくなりません。

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この記事は、「日本ニュース24時間」から提供されています。