田崎史郎氏、「モーニングショー」で岸田内閣の支持率が伸び悩む理由を解説…「岸田さんのキャラが影響している…あまりキャラ立ちしていない」

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「羽鳥慎一モーニングショー」が、岸田文雄首相への自民党と公明党による経済対策の提言を特集しました。結論の所得税減税には言及されませんでしたが、公明党は口頭で検討を要請し、自民党も否定しない姿勢を示しました。政府は月内に経済対策を決定し、実行の裏付けとなる2023年度補正予算案20日の臨時国会に提出する予定です。

スタジオでは、世論調査による岸田内閣の支持率が伝えられました。読売新聞は34%、共同通信は32.3%、朝日新聞は29%で、いずれも発足以来の過去最低記録です。

政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、支持率が伸び悩んでいる背景を次のように解説しています。「岸田総理は仕事をしても国民に伝わっていない。その要因は、官邸の『演出力』が弱い。岸田総理自身の『伝える力』が弱い」と述べています。さらに、「岸田さん、やるべきことはちゃんとやってらっしゃるんです。我々が見ていれば分かるんですけど、それが国民に伝わっていないのは、官邸の演出力が弱い。安倍晋三さんの時はそれはすごかったんです。メディアをどうやって利用するかっていうのをしょっちゅう考えている人たちが結構いて、でも岸田内閣ではそれがないんです」と指摘しています。

田崎氏はさらに続けて、「岸田さんがやっているってことをもっと演出して見せることが必要です。あともうひとつは言葉が非常に弱い。官僚的な言葉遣いなんで、なかなか浸透しない。さらに申し上げると、岸田さんのキャラが影響しているかな、と思います。あまりキャラ立ちしていない。どっかの会社の部長さんみたいな。社長の風格は感じない」と解説しています。

田崎氏の分析によれば、岸田内閣の支持率が伸び悩んでいる理由は、岸田総理のメッセージが十分に届いていないことや、伝える力やキャラクターの欠如にあるということです。岸田総理自身のメッセージをより強くアピールするためには、演出力の向上と明快な言葉遣いが求められます。

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