イスラエルメディア「ハマス戦闘で麻薬カプタゴンを使用」

イスラエルのメディアによると、パレスチナの武装組織であるハマスの隊員が「戦闘麻薬」と呼ばれる「カプタゴン」を使用している可能性が浮上しています。カプタゴンはアンフェタミン系の興奮剤で、フェネチリンを含む薬品の商品名です。

イスラエルの現地放送「チャネル１２」によると、ハマスの隊員の財布からカプタゴンの錠剤が見つかったと報じられました。そして、ハマス隊員がイスラエルを奇襲し、民間人を殺害した際にも薬物を使用していたという疑惑も浮上しています。

カプタゴンは、イスラム国（IS）麻薬やジハード（イスラム聖戦）麻薬とも呼ばれています。この薬物を使用することで、数日間眠らずに疲れを感じることなく、自己を無敵だと感じ、恐怖を感じにくくすることができます。IS組織員も戦闘や殺傷行為をする際には、このカプタゴンを服用しているとされています。

戦争での薬物使用は以前にも存在していました。第二次世界大戦時には、ナチスドイツが兵士たちに強力な効果を持つ麻薬「ペルビチン」を配給していたそうです。また、日本軍も神風自殺特攻隊に出撃前にメタンフェタミンを飲ませていました。さらに、ベトナム戦争時には、米国の兵士の約35％がアンフェタミンや他の薬物中毒の兆候を示していたそうです。

この報道は、イスラエルメディアによって提起されたものです。パレスチナのハマス隊員が戦闘中にカプタゴンを使用している可能性があるという情報に、私たちは注目すべきです。