北朝鮮木船の浸透についての韓国軍の反論

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北朝鮮住民4人が木船で日本海の北方限界線(NLL)を越えて韓国へ亡命しようとしたことについて、韓国政府が調査を行っています。その中で、韓国軍の警戒態勢が問題視されています。実際には、2019年に起きた北朝鮮木船三陟(サムチョク)港入港事件を想起させる点もあります。ただし、韓国軍は今回の木船を事前に確認し、正常な対応を取ったと主張しています。

韓国軍の行動経過

韓国軍によると、特異な兆候があったため、海軍哨戒機と艦艇を投入し、実際に船舶と疑われる物体を確認しました。その後、漁民からの通報を受けて、海軍は木船と北朝鮮住民に接近し、拿捕しました。一部からは、木船に接触するまでに2時間30分かかったことを批判する声も上がっています。

韓国軍の反論

これに対して、韓国軍は積極的に説明しています。レーダーで物体を探知し、その後作戦を行ったと述べています。また、木船が遠くから入ってきた場合、レーダーでの識別が困難であるとも説明しています。ただし、韓国軍の資源は限られており、広大な地域を警戒するのは困難な状況だとも指摘されています。

韓国軍の作戦対応に対する批判と今後の課題

韓国軍の作戦対応には一部で不満の声もあります。北朝鮮が浸透活動を行う場合、韓国の施設が既に突破されている可能性もあるとの指摘があります。今回の事件で再び議論になったのは、2019年に起きた木船三陟港入港事件です。軍当局は木船の大きさや脅威の度合いを判断し、正確な行動を取るために通報後に作戦を開始したと説明しています。ただし、韓国軍はまだ木船がいつ、どのようなルートでNLLを越えたのかを確認できていません。

まとめ

韓国政府は韓国軍を含む政府関係機関による合同情報調査チームを設置し、北朝鮮住民4人の亡命の真意などについて調査を進めています。海上を通じた亡命は今年5月以来のことです。北朝鮮の浸透活動に対して、韓国軍や警察、情報当局などは警戒を強化する必要があります。

Source link: 日本ニュース24時間