ジャニー氏の性加害問題について、有名精神科医が指摘したこととは

故ジャニー喜多川氏の性加害問題が話題となっています。精神科医の松本俊彦氏が、ユーチューブチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えてください~」でこの問題に触れました。

ジャニー氏による性被害者は3ケタにものぼると言われています。カウアン・オカモトさんや「ジャニーズ性加害問題当事者の会」のメンバーたちが告発を行い、これまで闇に葬られていた事件が明るみに出ました。

特に男性の性被害者は女性よりも話しにくい状況です。しかし、最近では被害者を支持する声が社会全体に高まっています。「このような雰囲気の中であれば話せる」と名乗りを上げる人が増えてきており、被害者が自分の傷を認めてもらえる治療の一環としても重要だと松本氏は語っています。

告発者たちは、ジャニーズ事務所の華やかな世界に憧れて入り、ジャニー氏のプロデュース力に尊敬の念を抱いていました。しかし、ジャニー氏には裏の顔がありました。

「一番傷つくのは、尊敬している人が突然変わり、裏切られた感覚です。信頼していた人が急に変わることへのショックは、人間不信につながるものです」と松本氏は指摘しています。

実際、ジャニー氏の性加害を耐えた人も存在します。彼らは「ああいうことはあったけれども、そこから得たものもある」というストーリーを持っており、現在うまくいっているかどうかは、過去の傷をどう克服するかに関わると松本氏は考えています。

さらに、松本氏はジャニー氏の性加害が主な舞台となった合宿所についても触れました。

「合宿所で被害について話し合えたかどうかも非常に重要です。話し合えない人もいます。また、背景に虐待やいじめを受けた経験があるかどうかなど、個々の問題も関わるでしょう。中には成功のために性加害を必要悪として受け入れている人もいると思います」

さらに松本氏は、「合宿所の話が事実ならば、ジャニーズに残って活動している人たちも同じような経験をしている可能性は低くないと思います。ただ、それらの人たちが受け止め方が違うのかもしれません」と、性被害者の心理の複雑さを考察しました。

ジャニー氏の性加害問題については、さまざまな意見があります。しかし、被害者が自分の声を届けることができる社会が求められています。今後もこの問題について議論が続けられることでしょう。

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