私人逮捕系ユーチューバー、「立てこもり現場」で警官と交渉、NHK中継中断… 「犯人を刺激するだけ」「ただの迷惑」非難の声

立てこもった蕨郵便局

「煉獄コロアキ」と名乗る私人逮捕系YouTuberが、埼玉県の郵便局で発生した「たてこもり事件」の現場で撮影した動画を自身のYouTubeチャンネルで配信しました。この動画は、ネット上で大きな議論を巻き起こしています。

ユーチューバーの行動に物議

彼は事件現場での撮影を試みましたが、警察によって通行止めとされ、警察官と思われる男性たちによって撮影を妨げられてしまいました。彼は「行かせてください」「仲間がいるんで」と何度も交渉を試みました。

さらに、逮捕された鈴木常雄容疑者が住んでいたアパート火災現場にも彼は向かい、消防車などを撮影した動画を公開しました。

NHK中継中にも登場

彼はNHKの夜9時のニュース中継にも突如として登場しました。リポーターが現場の状況を伝える中、彼の姿が映り込み、「生放送ですか、地上波NGなんで」と割り込み、中継が中断されるという騒ぎになりました。彼は自身のYouTubeチャンネルでもこの放送映像を引用し、「被害者や迷惑を被った人たちの気持ちを考えろ!生中継は犯人を刺激することになるんだよ!こんなのでテレビに出ることなんて嬉しくない!」などと憤っていました。

ネット上の反応は賛否両論

ネット上では、「やっていることは同じ」「犯人を刺激するだけだ」「映った時のニヤケ顔が嫌」「ただの迷惑者だ」「現場にわざわざ行っている人が言うことではない」といった非難の声が上がっています。

一方で、「犯人はテレビ報道の警備状況情報を遮断され、男の逮捕に間接的に貢献した」という見方をする人もいます。

私は個人的に、このような私人逮捕系YouTuberの行動が状況を悪化させる可能性があると感じます。報道によって犯人の逮捕に繋がる情報が外部に知れ渡ることは、犯人の対応を困難にすることにつながるからです。

記事ソース: 中日スポーツ

情報提供元: 日本ニュース24時間