トランプ氏独走の共和党指名争い、ヘイリー氏が「強い女性像」で2位へ勢い

米国の共和党指名争いで、トランプ前大統領が圧倒的な人気を誇る中、ニッキー・ヘイリー元国連大使が徐々に頭角を現している。フロリダ州知事のロン・デサンティス氏との2位争いを演じています。予備選挙・党員集会が近づくなか、各候補はわずかな勝機を掴もうと奮闘しています。

ごぼう抜き

ヘイリー氏の勢いは本物だと言えます。「ヘイリーの勢いは本物だ。この競争は男女一騎打ちの構図となった」と、ヘイリー氏の陣営は強調しています。ヘイリー氏は、主要候補で唯一の女性として、トランプ氏との一騎打ちに変わったと主張しています。

米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」の全国の世論調査平均によると、ヘイリー氏の支持率は8・3%です。これはトランプ氏の59・3%には遠く及びませんし、デサンティス氏の13・4%も下回っています。しかし、ヘイリー氏は依然として自信を持って戦いを続けています。なぜなら、彼女が人気を集めているのは「序盤州」だからです。予備選挙や党員集会が最初に行われる州では、全米の注目が集まりやすいのです。

伝統的に最初の予備選挙が行われるニューハンプシャー州では、ヘイリー氏は2位につけています。彼女は9月上旬までは7位でしたが、そこから急浮上しました。来年1月15日に行われるアイオワ州の党員集会でも好調な滑り出しを見せています。RCPの調査では3位ですが、有力な地元紙デモイン・レジスターの最新の調査では16%の支持を集め、デサンティス氏と並んで2位につけています。彼女の支持率は8月の調査から10ポイントも伸びました。

国連大使の経験

ヘイリー氏の人気が上昇している要因には、「強い女性像」が挙げられます。8月の候補者討論会で、「言ってほしいことがあるなら男に、やってほしいことがあるなら女に頼みなさい」と訴えたことが注目を浴びました。これは「鉄の女」と称されたマーガレット・サッチャー元英首相の言葉です。

また、国連大使としての経験から、ヘイリー氏は外交政策にも精通しています。彼女はウクライナ支援に積極的な姿勢を示しており、トランプ氏やデサンティス氏とは異なる立場を明確にしています。

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参照リンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1fd7f2547e06b7edee4e90e4436e57ca4295c6