「夢は登録者100万人」ガザのYouTuberだった少年の死に悲しみの声

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イスラエル軍によるガザ地区への攻撃により、多くの子供たちが犠牲になっています。その中でもYouTuberだった少年の死には、多くの人々が悲しみの声を上げています。

YouTuberだった少年の生前

空爆で亡くなったアウニさんの生前映像があります。

「みなさん、こんにちは。アウニの新しいビデオです。このビデオで自分のことを紹介したいと思います」と彼は言っています。

この映像は、約1年前にYouTubeに投稿されたものです。当時12歳だったガザ地区のアウニ・アルドゥーズさんが投稿しました。彼は学校で勉強に励みながら、ゲーム映像などをネットに公開する活動を始めたと言われています。

「僕の夢は、神様と皆さんの愛によって、僕のYouTubeの登録者を10万人、50万人、100万人と増やすことです」と彼は述べています。

残念ながら、アウニさんはその夢が叶う瞬間を目にすることはありませんでした。10月7日、イスラエル軍がガザ市に行った空爆の際に、彼は父母と共にこの世を去りました。

アウニさんは将来、プログラマーになることを夢見ていました。彼の学校の先生の1人は、「彼のように流ちょうに話し、創造的な子供は見たことがありませんでした」と彼の死を悼んでいます。

その後、アウニさんの死はインターネット上で世界中に知れ渡り、彼のYouTubeチャンネルの登録者数は120万人を超えました。コメント欄には、「あなたを守れなかったことを許してください」「生きている間に夢が叶う姿を見せてあげたかった」といった悲しみの声が多く寄せられています。

ガザ地区の保健省によると、現在までに4324人の子供たちが亡くなったことが確認されています。

Source: 日本ニュース24時間