映画『ランボー3/怒りのアフガン』でアフガニスタン戦士役を演じた、ギリシャの俳優スピロス・フォーカスさんが10日に亡くなりました。享年86歳でした。
フォーカスさんの妻リリアンさんがフェイスブックで夫の訃報を伝えたと、AFP通信は報じました。ギリシャのメンドニ文化相も「フォーカスさんはギリシャで最も有名で最も愛された俳優の一人だった」と哀悼の意を表しました。
映画界にデビュー
ギリシャの港町パトラスで生まれたフォーカスさんは、1959年に『ブラッディサンセット』で映画界にデビューしました。この映画は当時カンヌ映画祭で上映され、国際的に彼の名前を知らしめるきっかけとなりました。
フォーカスさんは結婚は4回経験しましたが、子どもはいませんでした。「自分が生きる世の中が気に入らないので子どもを持たなかった」と彼自身が明かしています。
数々の作品で活躍
フォーカスさんは巨匠ヴィンセント・ミネリ監督やルキノ・ヴィスコンティ監督といった著名な監督と数多くの作品を制作しました。特にヴィスコンティ監督の1960年作『若者のすべて』では主演を務めました。
1980年代には『ランボー3』でアフガン戦士役や『ナイルの宝石』でマイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー、ダニー・デヴィートと共演し、悪党オマー役を演じました。
スピロス・フォーカスさんの訃報は映画ファンだけでなく、彼の多大な功績を認める人々にとっても大きな喪失です。彼の存在は数々の作品で輝き続けるでしょう。
ソースリンク: 日本ニュース24時間