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いま、ガザ地区の惨状を知った若者たちが世界で反戦の声を上げ始めています。彼らをつなぐものは・・・
アメリカのユダヤ系の若者の間で芽生え始めた“変化”
11月6日、ニューヨーク。自由の女神像の周りで反戦を訴える人々。
横断幕には「今すぐ停戦を」の文字が。主催したのはユダヤ人団体ですが、目立つのは若者たちの姿です。
彼らは10月にもワシントンの連邦議会内で座り込むなど、イスラエルのガザ侵攻への抗議活動を行っていました。
参加者「今すぐ停戦を!」
ホロコーストという大量虐殺を経験したユダヤ人。そのユダヤ系の若者も抗議の声を上げ始めるなど、アメリカの若者たちの間で、少しずつ”変化”が見え始めています。
アメリカのCNNなどが行った調査によると、イスラエルの軍事的対応について、65歳以上の81%が「完全に正当性がある」と答えたのに対し、18歳から34歳では27%にとどまりました。
この層に多く重なるのが、1990年代後半から2010年代前半に生まれた、いわゆる「Z世代」です。
Z世代の反戦意識 影響は政治にも・・・
生まれた時にはすでにインターネットが普及し、スマートフォンやSNSを駆使する彼らの間に、反戦の動きが広がっています。
イスラム組織ハマスが、イスラエルへの戦闘を開始したのは10月7日。
翌日には、ハーバード大学の学生団体が連名で声明を発表します。
エイミーさん(仮名)
「すべての民間人の命が失われたことを非難しました。そして、暴力は10月7日に始まったのではなく、ガザでずっと続いていると説明しました」
「今回のことは何の脈絡もなく起きたわけではない。パレスチナ人は
天井のない監獄での生活を余儀なくされてきた」と、イスラエルの長年の占領政策を非難したのです。
ところが、こうした学生の動きに反発する大人たちも。一部のユダヤ人の有力卒業生らが経営する会社では、関与した学生の採用を断ると表明。それでもキャンパスでは・・・
ソースリンク: 日本ニュース24時間